事故修理費見積りシステム「コグニセブン」勉強会
いつもご覧頂きありがとうございます。
本日は自動車鈑金見積システム「コグニセブン」の勉強会がありました。
勉強会の内容は主に10月にバージョンアップされる内容の紹介がメインだったのですが、これを記事にしてもあまりみなさん興味がないと思いますので見積システムってなんぞや?そういった事を記事にしたいと思います。
事故修理費見積りシステム「コグニセブン」

検討は付くと思いますが、事故等により自動車の損傷修理する費用を見積りするためパソコンにインストールして使用するシステムです。
見積りに必要なデータは主に以下です。
- 損傷個所での交換が必要な部品価格
- 損傷個所での作業にかかる時間(作業工数、指数などと言います。)
- 損傷個所での鈑金作業が必要な作業料金や作業工数
- 損傷個所での塗装にかかる材料費、作業工数
作業工数ってなに?
例えばクラウンのバンパーを外すためにどのぐらい時間がかかるかは実は最初から定められているのです。自動車整備工場や鈑金工場は基本的にはそれらの指数を使用して金額を算出しています。
指数は最初から定められているので、工場側もその情報を把握しておく必要があります。特に鈑金工場では必要です。なぜなら事故修理の場合は基本的に修理代金は保険会社が支払う場合が多く、そのために保険会社と修理工場のあいだで修理費用の協定を行います。その時に保険会社の見積金額と鈑金工場の見積金額との作業料金均一化を図るために指数は最初から定められていると私は理解しています。
技術力には個人差もありますのでね!
ただ主に車検をメインに取り扱う整備工場に関すると料金均一のためとは言い難い面があるようです。なぜなら多くの工場では指数通りで作業料金を計算すると金額が高くなる傾向にあり、請求先の多くが保険会社がしめている鈑金工場に対して整備工場の取り扱いは主に車検です。なので一般のお客様に請求する場合がほとんどで、その場合一般の商売と同じくどうしても価格競争になる傾向が強くなります。
個人の技術力の差と言うよりは競争の原理が働いています。
間違っていたらすいません。
話がそれました。
上の例で言えばクラウンのバンパー交換の指数が「2」とします。
工場のレバレート(1時間あたりの作業料金)が7000円だとすると 7000×2でバンパー交換作業料金が14000円となり、作業料金にバンパーの部品代や塗装料金等が加算された金額が見積金額や請求金額になります。
※原則なので全ての工場がそうしている訳ではありません。
※クラウンのバンパーの指数はフィクションです。
私は鈑金修理の素人ですから本職がみると「ここがぬけとる!」と言われそうですが、やさしい目で見て下さい。
ざっとこんな感じですが、これらの項目が車種ごとに異なりますから膨大な情報量となります。
20年前の見積作成風景は!
私が自動車関係のシステムを取り扱い始めた頃はまだまだシステムが普及しておらず、ほとんどの工場では「見積ガイド」と言う電話帳のような分厚い本を使用して見積書を作成していました。
その本から車ごとの部品価格をひとつひとつ調べて見積を作成していたのですから、大きい事故ともなると見積り一件作成するのに何時間もかかっていたと言う話をよく聞きましたよ!
そのような工場で当時は「アウダネオ」と言う名称でしたが、デモンストレーションをすると
「これは便利やなー」
車種と損傷個所を選択するだけで部品価格や指数、塗装の金額が簡単に抽出されるのを実演すると皆さんそう言いましたね!
なかには見積りしないといけない車があるから、この車のこの箇所の部品代と交換指数を出してほしいとリクエストされた事も結構ありました。
それぐらい実務的だったのでしょう。
今後はどうなるのでしょうか?
システムの進歩もそうですが、それより車の進歩がどうなるかの方が重要な気がします。
現在もそうですが、自動車の自動運転の進歩や運転補助の機能などで事故の件数は減少していると思います。
これから先10年~15年で自動車の概念のような事までが変化していくのではないでしょうか?
まだ自分で運転してるのー?
そんな時代もスグにくるのでしょう!
そのような時代になればスマホで撮影するだけで修理費用を計算してくれる時代になっているのでしょうね!

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