Outlookフォルダを削除してはいけません!

本日はタイトルの通りで、うっかりミスのトラブルです。

本日朝に電話で問合せがあり。
メールが急に出来なくなったらしく、土曜日にメールが届いているはずなので早く確認したいと依頼されました。

実は午前中には他に訪問予定がありましたが、時間がかかる場合はスグに復旧出来ない場合もある事を了解して頂き、訪問場所も近くでしたので、とりあえず訪問しました。

症状を確認しました。メーラーはマイクロソフトのOutlookです。
起動すると「指定されたファイルのパスが無効です。」と表示されます。

この表示はOutolookのデータファイルがないと言う表示です。通常OutlookファイルはOutlookにアカウント設定すると自動でドキュメント内にOutlookファイルという名前のファルダが作成され、その中にアカウントのファイルが作成されます。

早速、確認するとドキュメント内にOutlookフォルダがありません。

お客様に土曜日はメールは問題なかったですか?
とお伺いすると
問題なく送受信出来ていたそうです。

上の青色の文字で説明したように、Outlookフォルダの件を告げると。

お客様:「もしかしたら、削除したかもしれない。」

土曜日に仕事が少しヒマだったので、パソコンのファイルの整理をしていたらしく、覚えがないフォルダだったので削除したという事です。

ゴミ箱を確認すると

ありました。

ゴミ箱のOutlookフォルダを元に戻して、送受信をすると問題なく動作しました。

うっかりミスと言うか、確かに自分が作成したフォルダではないので、必要ないと判断してしまったのでしょう。
Outlookに限らずアプリによっては、今回のようにデータファイルやログファイルを保存するフォルダが自動的に作成される場合がありますので、できれば削除する前に確認した方が良いと思います。

今回のようなトラブルを記事にしたのは、年に数件は同じようなトラブルで依頼があるのです。
今回はゴミ箱にフォルダが残っていたので問題なく復旧できましたが、実はゴミ箱の中もついでに空っぽにしているパターンの方が多いのです。

その場合、ゴミ箱を復元する作業もありますが必ず復元できるというものでもありませんのでご注意下さい。