DELL Latitude 3500 SSD交換作業「パネルが外れない!」

こんにちは! イマジネットPCサポートの橋崎です。

今回ご紹介する作業はDELLノートパソコン Latitude 3500の分解ですが、実はこの作業は最初記事にするつもりはありませんでした。

と、言うものの以前にほぼ同機種である「DELL Inspiron 3505」を記事にしています。

機種は違いますが、見たところ構造はほとんど同じなので問題ないだろうと思い、作業を始めましたが、思わぬところで作業が難航したので記事にしようと思いました。

DELL Latitude 3500の背面パネル取外し作業

分解のご注意

分解をご自身で行う場合は自己責任でお願いします。

パソコン等の分解にはある程度の知識と経験が必要なので、不用意に作業しないようにしましょう。

記事については作業ポイントを中心に掲載しております。従って全ての作業工程を掲載している訳ではありません。また同機種であっても出荷時期の違いでネジの位置や本数が異なっている場合もあるので、記事を鵜呑みにせず、必ず作業対象パソコンの現状を確認するようにして下さい。

当記事では「簡単に取り外せた」と記載していても機器には使用環境等の影響で個体差が発生し本体の硬化が進行して同機種であっても作業が困難な場合があります。

また実際に作業をされた場合に「大丈夫かな?」と不安に思った場合は深追いせずに作業を中止して下さい。パソコン破損やご自身のケガに繋がります。また初歩中の初歩ですが、感電のおそれがありますので、バッテリー搭載パソコンは必ずバッテリーと電源コンセントを取外し、搭載していないパソコンの電源コンセントは必ず抜いて作業して下さい。

最後にメーカー保証期間中の機器では分解をする事で保証がなくなる場合があるのでご注意下さい。

先ほども言いましたように以前ほぼ同機種の「DELL Inspiron 3505」のバッテリー交換の様子をご紹介しています。

分解の流れはほぼ同じです。

背面パネルを外せば、HDDやSSD、メモリ、バッテリーが目の前に現れるので、交換等、目的の作業を行うだけです。

しかし若干違うところもあるので、簡単にご説明します。

違うところは背面パネルのネジ数と爪の外し方です。

「Inspiron 3505」は9本、「Latitude 3500」は10本でした。

Latitude 3500

以前の記事では爪は上部のネジを外す事でパネルが浮くと書いていますが、今回はそのような構造ではなく、普通にヘラを使用する必要がありました。

しかし特に硬い等の問題はなく爪は外せると思います。

背面パネルの爪を外すまでは問題なし、でも外れない

DELLパソコンは比較的、分解はしやすい方だと思います。

今回もパネルのネジを外して爪は外すまでは特に問題なく順調でしたが・・・

普段なら爪が「バカバカッ」と順番に外れてパネルが「ポコッ」と外れてくれるのですが

でも、パネルが外れません!

確かにネジは全て外したはずですが、なぜか中央のあたりで完全に固定されています。

このような場合は隠しネジがあり、ほとんどはキーボードの裏に隠されています。

しかし、この機種は背面パネルを先に外さないとキーボードが外せる感じではありません。

「確かにネジは全て外している・・・」

「でも、外れない」

感触は何かが偶然引っかかっている感じではなく、明らかに固定されています。

このような時、絶対にしてはいけない事があります。

そうです!

それは無理に外そうとする事です。

この先に待っているのはパソコンの永遠の眠りだけです。

隙間をライトで照らしてみると

同じような事で困っている方がいるかも知れないと思い、調べてみましたが、記事や動画で紹介されている内容はパネルのネジを外すだけで簡単に外していますね。(当店の調べ方が悪いのかも知れません。)

該当するような情報を見つける事は出来ませんでした。

と、なると自分で調べるしかないですね!

色々、調べると固定されている箇所はなんとなく検討が付いたので、爪を外した隙間からライトを照らして中の様子を確認すると

マザーボードからボルトのようなものが出ており、それにパネルが固定されているのが、何とか確認出来ました。(これは撮影不可でした。)

構造がわかれば問題ありません。

お断り

当店はメーカーではありませんから、以下でご説明している固定部は実は違っている場合もあります。なぜなら固定されている状態の確認は非常に狭い隙間からの確認であり不確実な可能性があります。

ご了承ください。

今までは構造がわかりませんから、無理な作業は避けていましたが、わかれば何とかなるでしょう。

とりあえず、パネルを上に引っ張りながらスライドさせれば外れるだろうと思い、可動できる範囲で無理をせずに少しづつ上下左右にスライドさせながらやさしく上に力を入れるとどちらにスライドさせた時かハッキリしませんが、スポッと外れてくれました。
※記事では感覚をお伝えする事はできません。くれぐれもご注意しますが、ご自身で行う場合は絶対、無理に行わないで下さい。

とりあえず見て下さい。

これがマザーボード側の固定ボルトです。メモリ追加用の空きソケットの横にあります。

こちらがパネル側にある、なんて言うのでしょうか?

上のボルトの頭を抱え入れて挟み込んでいるような箇所です。

とりあえず、外れてよかったです。

あとがき

今回はDELLだと言う事で簡単な作業になると思っていたのが、思わぬ苦戦でした。

色々なメーカーや機種を作業するので、このような事もたまにはあります。

構造が分かれば問題はないのですが、不明な場合、自分で調べるしかありません。

これは知識を積むしかないですね!

しかし構造が分かっても、何と言うのでしょうか機械の分解に対する力の入れ具合はやはり独特の感覚が大事だと思います。

これは経験を積むしかありません。

皆さんもご自身で行う場合は決して無理はしないようにして下さい。

それでも実行する時は壊す覚悟で行うようにして下さい。

それでは!

ご注意

記事内容についてのご質問の受付は時間が取れませんので行っておりません。

ご自身が使用しているパソコンの状態・環境により、同じような症状であっても同じとは限りません。したがって記事に書かれている内容を行う事で必ずトラブルが解消されるとは限りません。またこの記事を参考に作業される場合は自己責任でお願いします。作業された場合での損害や障害が発生しても当店は一切責任は負いませんのでご了承下さい。

この記事の内容は投稿日時点での内容です。時期によっては仕様などの変更により、この記事のとおりではない場合もございます。