2026年の個人情報漏洩、何故これだけ騒がれているのか
こんにちは! イマジネットPCサポートの橋崎です。
現在、世間を騒がせている情報漏洩について皆さんと共有したいと思います。
今回、個人情報の漏洩件数が桁違い
最近、大手企業の顧客情報が漏洩しているニュースをよく見聞きすると思います。AIの影響であたかも漏洩した企業件数が増えたかの印象ですが、件数自体は公表が義務付けられた2022年以降の数値を確認すると確かに年々増加傾向にありますが、しかし生成AIが劇的に発展した2024年から2025年であっても実はわずかに増えている程度です。2026年の件数の発表はまだありませんが、激増と言う事ではないようです。
事の重大性や本質はむしろこちら
やはり一番懸念すべき点は「カスタマイズローカルAIが流行した事によるシステムの脆弱性を突く費用が劇的に下がった。」これに尽きると思います。その結果、以下の点が今までと比べると激増して発生しました。
- 漏洩した個人情報の件数が恐ろしい件数になっている件・・・その件数は日本国民の人口を超える3億件以上とも言われており今後も増える傾向。
- 漏洩した情報が免許証を含めた重大な機密情報も含まれている点・・・これにより本人に成りすます重大な犯罪が増える。
その結果としてこれから始まるであろう巧妙な犯罪のトラップに使用され被害者が増大する懸念があるからです。
「個人情報なんて以前から漏洩していたでしょ だから今までと同じじゃないの」
仰る通り、情報漏洩は最近はじまった訳ではなく以前からありました。
これはあくまで推測ですが、今までのようにメールアドレスや電話番号のみの断片的な情報では一辺倒な切り口でしかフィッシングメールを送る事ができません。今回はこれだけのデータ数なので、それこそAIを活用してデータ同士の紐づけを行い、データベース化していくのではないでしょうか。
では、フッシングメールではどのように変化するのか、推測してみましょう。
フィッシングメールが巧妙化する
5年ほど前のフィッシングメールを思い出してください。
文章はところどころ違和感があり、見た目も素人が作成したようなデザインでとても本物に見えませんでした。
3年ほど前では文章もかなり改善されましたが、やはりどこかおかしい。しかし見た目のデザインはかなりしっかり作りこんだ印象で本物らしさがありました。
現在になると文章は全く違和感がなくなり、デザインも本物と見分けがつきません。
ただ、これはあくまで見栄えだけの話で送信された側からすればほとんど意味のない内容でスルーが出来ました。
今後はどうでしょうか。
あくまで予想ですが、今までのように関西に「東京電力からのお知らせ」のような数打てば当たるではなくターゲットを集約してかなり巧妙にしかも効率的にフィッシングメールを送信してくるのではないでしょうか。
但し、例え100万件送信してほぼ意味がないとしても騙される確率がゼロではない限り、分母が大きければ大きいほど犯罪者には十分な効果となってしまいますので、なくなる事はないとは思います。
話を戻して今後は漏洩した情報を元にこのように巧妙な内容になるのではないでしょうか。
例としてあなたが持っているクレジットカード会社から次のような件名でメールが届きました。「手続きに不備がありました。」内容は「2026年10月15日に家電量販店(実際の店舗名)で○○カードを使用して購入したパソコンのカード決済で不備がありました。再手続きをする必要があるので以下のリンクから行ってください。」
このようなメールは全く身に覚えのない方であれば何も問題はありません。しかし今回の漏洩では購入履歴も含まれています。その履歴情報と人物と連絡先の紐づけをAIですれば該当する人物にピンポイントで送信できるでしょう。そもそもピンポイントでないとダメな訳でもありません。それこそ数打てば当たるで送ってしまえばよいので根本的な部分では変わらないかも知れません。
しかし送られた側の判断としてはでは商品名や購入の日付まで一致すれば本物で間違いないと思いますよね。
それぞれの履歴でフィッシングメールが作成できます。
どうでしょうか? フィッシングメールの信ぴょう性が一段上がりますよね。
これではたまったものではありません。
対策としては基本的にヒューマンエラーをなくす。そして情報を仕入れる
今後、私たちがどのように対応したらよいのか色々あると思います。
勿論、大前提としてはパソコンなどの基本は抑える必要はあります。
問題ないからと言ってWindows10のままネット接続して使用している方いませんか?
ブラウザを開いていないから大丈夫ではありませんよ。
あるいは生年月日をパスワードにして使いまわしていませんか?
使用できるからと言って10年前の無線LAN機器を使用していせんか? あるいはフォームウェアの更新はしていますか?
Windowsは最新の状態にしておく、生年月日はパスワードに含めない事やパスワードは使いまわさない、パスキーを使用する。ネットワーク機器のフォームウェアは最新にしておく、このようなセキュリティーリテラシーを高める事がいの一番です。
最近では家電製品もネットに接続していると思います。
勿論、これらも最近の状態で更新しておくことが必須です。
そして次に内容は非常にアナログですが、自分は騙される人間なんだと素直に認める事です。それを認める事で何か迷う事があれば自己判断せずに複数人に相談する事ができます。物事の判断は家中にある人より第三者の方がはるかに客観的に事柄を見る事ができます。
経験ありませんか、「なんであんな事で騙されるんや」そう思った事。そう思い「オレはあんなことには騙されないぞ」と考える方は要注意です。
当事者は時系列で騙されています。
それに対して第三者はポイントで判断しています。
だから冷静な判断ができます。
そこに立場や環境に違いがある事を踏まえて
人は置かれた環境や立場で考えを変えたり揺れるものです。
この原理を理解しておきましょう。
そういった意味で言えばやはりヒューマンエラーが最も注意してほしいと思いお客様にアドバイスをしております。
具体的な対策の一部ですがフィッシングメールについてご紹介します。
メッセージ内のリンクには絶対に触らない。
これはメールだけではなくLINEも同じです。
とにかく「メッセージ内のリンクには絶対に触らない。」
これは徹底してお伝えしてします。
しかしやはり人間がする事です。
送信先に心当たりがあると言う事でウッカリがどうしてもあるんですよね。このような方は使用するメールアドレスを迷惑メールを識別する能力の高いGoogleのGmailに変更する事も検討した方がよいのかも知れません。
そして情報を入れておく事も重要です。
これも超簡単に例を言えば
あなたが歩く先に落とし穴があるとします。
事前にその事を知っておれば避けて通る事ができますよね。
今回の件で、情報漏洩が発生して今後、このような懸念があると知った人と知らない人では対応の仕方が変わるのではないでしょうか。
漏洩した企業にも考えて頂きたい点
情報を漏洩してしまった企業側に対して、これは今年の夏にも発生したインターネットプロバイダーであるNiftyをはじめとした数社の顧客情報が漏洩した時にも記事にしたのですが、その対応です。
当店のお客様も数名、漏洩の対象であり、パスワード変更の対処が必要でした。
該当のお客様からお問い合わせがありました。内容はパスワード変更依頼がメールが来たが、行ってよいのか?
当初、これだけフィッシングメールの危険性が叫ばれている世の中で「まさかインターネットに携わる企業がフッシングメールと同じような仕組みで対応をするはずがないだろう」と思い、お客様にはメールメッセージからの操作はしないようにお伝えして後日、確認をしました。
しかしながら当店が確認したところそのメッセージは本物のようでしたが、ねんのためメッセージのリンクからではなく調べた他のリンクからパスワードの変更をしました。
そして当年10月15日、当店にこのようなメールがきました。
件名が「【ソースネクスト】当社サイトへの不正アクセスによるお客様情報流出のお詫びとパスワード再設定のお願い」
以前のNftyと同じくメールメッセージからのリンクからパスワードの再設定を依頼している内容です。
作業の流れとしては届いたメールメッセージからではなく、事前に登録しているメールアドレスに新たにリンクがあるからそこから作業してくれと言う事です。
確かに事前に登録したメールアドレスはソースネクストにしかわからない情報のようで一見、安全性を担保しているように見えますが、その登録メール自身が漏洩している可能性もありますよね。
疑いだせばきりがないとも思いますが、もうそこまで疑う世の中になっているのでは?
今後は、認証コードなどを郵送してネットで手続きするような仕組みで行うべきではないでしょうか。
勿論、利便性や時間がかかる事のリスクは当店も理解しています。
しかし犯罪者がやりたがらない事を入れるのが、大事なんではないでしょうかね。
相当、費用は必要だとは思いますが
それでは、お疲れ様でした。
ご注意
記事内容についてのご質問の受付は時間が取れませんので行っておりません。
ご自身が使用しているパソコンの状態・環境により、同じような症状であっても同じとは限りません。したがって記事に書かれている内容を行う事で必ずトラブルが解消されるとは限りません。またこの記事を参考に作業される場合は自己責任でお願いします。作業された場合での損害や障害が発生しても当店は一切責任は負いませんのでご了承下さい。
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