Windows11 inetpubフォルダを削除しないでください!

こんにちは! イマジネットPCサポートの橋崎です。
今回はサポートの実例ではありません。
Windows11の情報確認をしていると・・・
現在は2025年4月16日です。
皆さんもご存知の通り今年の10月にWindows10のサポートが終了します。
この影響を受けて当店にもパソコン入替やWindows11へのアップグレードの作業依頼が増えていますが、実はWindows11の最新バージョン24H2は非常に多くの不具合が報告されており、中々スムーズに作業が出来ないのが実情です。
そのような事情で、Windows11関係の情報はいつも以上に頻繁にチェックしています。
今回、皆さんにお伝えしたい内容はトラブルではありませんが、誤って削除してしまう方もいると思うので、注意喚起の意味で記事にしたいと思います。
Windows11 24H2の問題の通知はこちらから確認できます。
Windows 11、バージョン 24H2 の既知の問題と通知
更新プログラムKB5055523更新後、inetpubフォルダが作成される。
Windows11 24H2の更新プログラムKB5055523適用後、Cドライブ直下にinetpubフォルダが作成されます。
当店の所有しているパソコンにも作成されていました。

実はこの更新プログラムKB5055523適用後にカメラでの顔認証の不具合やブルースクリーンエラーが発生するなどの不具合がありました。
元々、そのような事もあり、また勝手にフォルダが作成されている事で不審に思い、誤って削除する方もおられると思います。
しかし、ちょっと待ってください。
マイクロソフト セキュリティ レスポンス センター
この件につきましては「マイクロソフト セキュリティ レスポンス センター」の内容を引用します。
FAQ に、お使いのオペレーティング システムのセキュリティ更新プログラム一覧に記載されている更新プログラムをインストールすると、デバイスに新しい %systemdrive%\inetpub フォルダが作成されることの説明を追加しました。このフォルダは、対象デバイスでインターネット インフォメーション サービス (IIS) がアクティブかどうかに関わらず、削除しないでください。この動作は保護強化のための変更の一部であり、IT 管理者およびエンドユーザーによる操作は必要ありません。これは情報提供のみの変更です。
実際のマイクロソフトセキュリティレスポンスセンターページはこちらから
当店なりの要約ですが、元はインターネット インフォメーション サービス (IIS)を利用しているデバイス向けに作成されたinetpubフォルダのようです。
しかし、インターネット インフォメーション サービス (IIS)利用の有無にかかわらず保護(セキュリティ)強化のため必要なので削除しないようにしてください。
そのような事だと思います。
また、インターネット インフォメーション サービス (IIS)はMicrosoftが提供しているWindows Webサーバーソフトの事です。
Webサーバーとは身近な事で言えばウェブサイトを保存している場所の事です。これら多くのWebサーバーはLinuxを使用している事が多く説明に「Microsoftが提供しているWindows Webサーバー」と書くのはそのせいです。
Apacheのようなソフトと言った方がイメージできますかね。
また、inetpubフォルダは削除しても復元可能です。
方法については申し訳ありませんが、お調べください。
それでは、お疲れ様でした。
ご注意
記事内容についてのご質問の受付は時間が取れませんので行っておりません。
ご自身が使用しているパソコンの状態・環境により、同じような症状であっても同じとは限りません。したがって記事に書かれている内容を行う事で必ずトラブルが解消されるとは限りません。またこの記事を参考に作業される場合は自己責任でお願いします。作業された場合での損害や障害が発生しても当店は一切責任は負いませんのでご了承下さい。
この記事の内容は投稿日時点での内容です。時期によっては仕様などの変更により、この記事のとおりではない場合もございます。

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