室内から屋外へ壁に穴を開ける事なく配線できる「すきま用LANケーブル」ってご存知ですか?

こんにちは! イマジネットPCサポートの橋崎です。

今回は本当に小ネタになりそうですが、少しだけお付き合い下さい。

見積り作成のためにお客様宅へ訪問

先週ですが、ご紹介頂いた大阪市内のお客様のところへ見積りを作成するため打ち合わせに訪問しました。その時に初めて見たLANケーブルのお話をしたいと思います。

お客様のご要望は仕事用のパソコンを1台追加したい事と無線や有線のネットワーク環境を整えてほしいと言うものでした。

しかし環境を確認するとネットワークや無線LANの配線等は古い印象ですが、既に建物中に張り巡らされた状態です。

お伺いすると今までのパソコンやネットワーク環境設定は当店のような業者が行っていた訳ではなく、パソコンに詳しい方にお任せしていたようです。

お客様自身は全く配線がどのようになっているのかわからないらしく、全てのLANケーブルの配線環境を確認していきました。

確認中に見慣れない変換コネクターが・・・

あるLANケーブルをたどっていくと、窓に向かっていました。

そして窓の手前で変換コネクターに挿入されており、そこから先が平べったい形状になっています。そして窓のサッシの部分と言うのでしょうか。そこの隙間を通り外に出ていました。

「なんじゃ こりゃ?」

そしてその先には防犯カメラがあり、それに設置されているようです。

あとで調べようと写真を撮ったのですが、公開できないのでメーカーのホームページリンクを張っておきます。

商品名もわからないので調べるのに苦労しましたよ!

とりあえず先に商品を見て下さい。

サンワサプライ「すきま用LANケーブル(隙間・窓・サッシ・ドア・フラットケーブル・中継アダプタ・屋外)」

コネクター部分が防水ではないので「工事用防水テーブ」が別に必要です。あと気になるのがメーカーサイトの説明では「PoE」に対応していない事です。「PoE」はLANケーブルを使用して電源を供給する仕組みで、防犯カメラのように屋外に設置する場所に電源がない場合、非常に助かります。これに対応していないのは少し痛いですね!

すきま用LANケーブル

見て頂きましたか?

当店も恥ずかしながら、このようなLANケーブルを変換する機器を見たのは初めてです。確かにパソコンの配線では使用する事はあまりないと思います。防犯カメラの設営工事をしている方ならきっとご存知なんでしょう。

しかしこれを設置した人は専門の業者ではないので、ホントに詳しい方だったのでしょうね!

確かにこれなら壁に穴を開ける事なく窓のすきまから外に配線できますが、通信速度はカテゴリー5とやはり最近の高速通信はさすがにしんどそうです。

また商品は違いますが、カテゴリー6Aの商品もあるようです。速度を検証した記事もありました。

やじうまミニレビューの記事

「CAT6Aのすき間LANケーブル」は10Gbpsで通信できるか?窓の隙間を使って屋外から2階へ配線してみた

このケーブルは複雑なサッシのスキマを通すには少し無理がありそうです。

こちらは「PoE」対応です。

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当店もまだまだ知らない事だらけですね!

勉強します。