2024年1月にISDN回線が終了するらしいです。

こんにちは! イマジネットPCサポートの橋崎です。

いつもお世話になっている東大阪のお客様から先週お問い合わせがありました。

世間ではインターネットエクスプローラーのサポート終了がテレビ等で大々的に告知されているおかげで頻繁に電話がなります。しかし今回は同じサービスの終了でもISDN回線のお話です。

興味がある方は是非ご覧下さい。

ご注意

今回の内容はかなり以前のサービス内容も含まれており、記憶違いがあるかも知れませんが、ご了承下さい。

おそらく営業の電話

ある日、電話がかかってきてこのような事を言われたらしいのです。

「2024年1月末でISDN回線が使用出来なくなるので、準備はしているでしょうか?」「もしお済でないならこちらで対応します。」

「担当者でないのでわかりません。」と返答すると相手は会社名と担当者、連絡先のフリーダイヤルを伝えて切ったらしいのです。

会社名で検索しましたが、おそらく営業の電話でしょうね!

しかし調べてみると確かにISDN回線は2024年1月に終了するようですし、お客様はISDN回線を使用しています。

どこからか情報が漏れているのでしょうね!

ISDN回線って?

当時を振り返ると

当時 そーですね~25年ぐらい前でしょうか?

よくターミナルアダプタ(ISDNを使用するための機器)の電話番号の割り振りやネット接続の設定をしていた記憶があります。

特に介護関係の事務所に設定依頼が多かった記憶がありますね!

この頃、一般家庭ではあまりISDN回線は使用しておらずにインターネット接続にはダイヤルアップ接続が主流でした。これは電話回線を使用してインターネットに接続するものでパソコンに直接電話のモジュラーケーブルを接続して今からすると冗談みたいですが、ネット接続のためにパソコンから電話をかけていました。

パソコンから「ジーコッ・ジーコッ・キュイーン・ジャー・ピー」とスーパースターが登場しそうな激しい音がして接続します。

しかも毎回

勿論、使用後には毎回切断もします。

現在のように接続し放題ではなく課金でしたよ!

うっかり切断を忘れると課金されてしまいます。(サービス内容によりますが)

ISDN回線はどちらかと言えば事業向き

ISDNはアナログ回線をデジタル回線に変換して使用するものです。これだけ聞くと何の事?となるので具体的に説明します。

例えば電話回線を1回線契約しています。その電話番号は「12-3456-7890」です。

商売をしているので、これからお客さんからの注文はFAXで受けたいと思いました。

FAX機能が付いた電話機を購入して電話回線に接続します。これで「12-3456-7890」を使用してFAXと電話が使用出来るようになりました。

めでたしめでたし!

しばらく使用していましたが、少し問題がありました。

それは電話やFAXの使用中にお客さんからの電話が受けれません。当然かけた方は話中となるので頻繁に起こると印象は悪くなります。

ついにはお客さんから

「おたく、いつ電話しても話中やな!」とイヤミを言われてしまいました。

困った女性の画像

このような場合にはビジネスフォンがあります。しかし現在でも導入するには高額ですが、当時は軽く数倍はしていたでしょう。

とてもじゃないけど導入できないと途方に暮れているとテレビから

アイ・エス・ディ・エヌ ハジメちゃん!

結構テンポのよいNTTのコマーシャルが流れていました。

気になったので早速資料を取り寄せてみると、1本の電話回線を2本に分ける事が出来るらしいのです。しかも電話番号も分ける事ができます。

コストもビジネスフォンに比べると導入しやすいので早速申込みました。

TA(ターミナルアダプター)から分岐して電話(12-3456-7890)FAX(12-3456-7891)と分ける事で話中の頻度を下げる事ができました。
※ISDN回線はTAとNTTのサービスを申し込む必要があります。(現在は申込みを終了しています。)

ISDNは他にネットの接続やデータのやり取りにも使用できますが、当店の印象としてはこの電話番号を分ける事とネット接続がもっとも多い導入のきっかけかなと思います。

過去には奈良市の複数店舗経営の美容院で各店舗のPOSレジデータ転送の設定をした記憶はあるのでそのような用途にも多く使用されていたと思います。

アイ・エス・ディ・エヌ ハジメちゃん!

若い方や知らない方は「なんのこっちゃ」ですが、当時天才バカボンのキャラクターで秀才のハジメちゃんが出演していたコマーシャルの一番最後の部分がお気に入りでした。

気になる方はYouTubeで「ISDN ハジメちゃん」で検索すると見れます。サジェストでも出てきますよ!

とりあえず設定環境を確認

このTA(ターミナルアダプター)は当店が設置・設定したものではなく、複合機等を納品している事務機屋さん設定したものです。

従って設定内容はTA(ターミナルアダプター)の設定画面を見ればわかりますが、いかんせん随分昔に設定したっきりなので方法を忘れていますし、万が一電話が使用できなくなるとまずいので、設定した事務機屋さんに聞いた方が早いと思い当店から連絡をしました。

事務機屋さんからは調べて折り返すと言う事です。

一応、配線は確認しました。

下の矢印は元の電話回線でしょう!

そして上の赤枠の矢印が分配された電話線だと思います。3回線に分けられていますね!

その他(USBやRS-232C等)は何も接続されていないので、おそらく電話番号を分けているだけだろうと思いますが、そのあたりは事務機屋さんの連絡を待ちましょう。

電話の分配だけであればサービス終了後でも問題なく使用はできます。(NTTに確認済)

ただNTTからは今後は現在の使用料と比べてコストが安くなる光電話のダブルナンバーをお勧めしているようで、事務機屋さんからの連絡が入り次第お客様に適した資料等を用意して今度ご説明に訪問しようと思います。

それでは!