WinZip System Utilities Suite 迷惑ソフトが入ってますよ!
当初の依頼は「メールの送受信が出来なくなってしまった。」と言う依頼でした。
お客様宅へ到着してパソコンを診断
すでにパソコンは起動されていました。
するとディスックトップに怪しい表示があります。

WinZip System Utilities Suiteがインストールされています。
こちらはある意味で有名はメンテナンスソフトですね、この名前で調べれば「迷惑ソフト」という事で多く紹介されています。
このようなソフトは大体同じような手法で、ウイルスに感染した等と危険をあおり、ソフトの購入を促すと言った事です。
このソフトは広告のバナーからインストールされる場合があるようですが、お客様は覚えがないと言う事です。
パソコンにも常時起動で負荷となりますので、削除をお勧めして削除しました。
そして本題のメール動作を確認しようとしたら
「次はオレの番や!」と言わんばかりにこの表示が現れました。

先ほどと同じ手法で購入を促してくるソフトです。
しかし「1767件の結果が見つかりました。」とあります。危険をあおる事が目的なんでしょうが、数多すぎるでしょう。
こちらも削除しました。
一応、他にもこのようなソフトがインストールされていないか確認しましたら、あと2つインストールされていました。
そちらも削除しました。
本題のメールトラブルです。
こちらも単純な内容ですが、結構ある事なので記事にします。
使用のメーラーはWindows Live mailです。
起動時の送受信で下の画像のようにパスワードを聞いてくると言う事でした。

お客様は自分が覚えのあるパスワードを入力したのですが、一向に送受信出来ないのです。
私もそのパスワードを試したのですが、同じようにパスワードの問い合わせが繰り返しになるだけです。
ネット障害の可能性等もありますが、このような場合にまず最初に確認するのはパスワードが正しいのかどうかです。
プロバイダーの書類があれば、それで確認もできます。しかし中には元のパスワードから変更をしている方もおられます。そのような時にプロバイダーでWebメールサービスを提供している場合はそのサービスが利用できるかで確認ができます。
確認方法は簡単です。
例えばOCNでは以下の画像からメールアドレスとメールパスワードを入力してログインします。問題なくログインできればパスワードは間違いがありません。

入力しますが、やはりできません
お客様は間違いないと仰っていますが、ログインできません。
申し訳りませんが、プロバイダーの初期設定等の書類を見て頂けないかとお願いして、家探しが始まりました。
見つかったプロバイダーの書類にパスワードが記載されて、初期パスワードから変更した事を伝えるようにメモが「こっちにパスワードを変更した。」と書かれています。
そのパスワードを使用したらwebメールもWindows live mailも問題なく送受信出来るようになりました。
単純なトラブルでしたね!
ご注意
記事内容についてのご質問の受付は時間が取れませんので行っておりません。
使用しているパソコンの状態・状況や周辺機器の環境等もトラブルに関連している場合もあるので記事に書かれている内容を行う事で必ずトラブルが解消されるとは限りません。またこの記事を参考に作業される場合は自己責任でお願いします。作業された場合での損害や障害が発生しても当店は一切責任は負いませんのでご了承下さい。
この記事の内容は投稿日時点での内容です。時期によっては仕様などの変更により、この記事のとおりではない場合もございます。

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