Microsoft EdgeでPDF Readerが無効になっています PDFファイルが見れません！

こんにちは！　イマジネットPCサポートの橋崎です。

今回もお客様から頂いたお問い合わせを記事にしたいと思います。

ご紹介する内容自体の操作は至って簡単なものですが、いまいちトラブルの発生自体が分かりにくい状態でしたのでそのあたりにスポットをあてたいなと思います。

症状と対処方法

お客様はWindows10をご使用でブラウザの既定はMicrosoft Edge、PDFファイルの既定はAdobe Readerです。

その環境下でPDFファイルを埋め込んでいるサイトを閲覧するのですが、その部分に対処方法が記載されており、肝心のPDFファイルが閲覧できないと言う事です。

その画像がこれです。

他のパソコンでも同じサイトから閲覧できるか確認しますが、正常にPDFファイルが表示されているのでサイト側の問題ではなさそうです。

とりあえず、記載されている対処方法を試してみましょう。

Microsoft Edgeの設定から「サイトのアクセス許可」とありますが、現在では「Cookieとサイトのアクセス許可」が正しいですね。

次に少し下の方になりますが、「PDFドキュメント」を選択します。

「常にPDFファイルをダウンロード」がありました。スライドを移動させてオフにします。

設定が完了したら必ずMicrosoft Edgeを再起動させて下さい。（パソコンの再起動は必要ありません。）

起動後、確認するとPDFファイルが閲覧できるようになっていました。

どのような状況下でこのトラブルが発生したのか？

今回の対処方法はPDFファイルのダウンロードを止める事で解消されました。

動作的にはEdgeが無理やりダウンロードを開始しようとしているようにも思えます。

確か以前にもこのようなトラブルがありました。

今回はサイト内にPDFファイルが埋め込まれている仕様でしたが、その時は単純にリンクが貼られていた状態でした。リンクのバナーには「ダウンロードするにはこちらから」とは書かれておらず「閲覧はこちらから」と記載されているにも関わらず、リンクを選択するとダウンロードが開始されてしまいます。

まぁ　ダウンロードしたファイルを閲覧できるので、あまり気にされない方も多いとは思いますが、そのお客様はむやみにダウンロードしたくないと仰りご依頼がありました。

その時の対応も今回と同じでした。

Edgeの初期値を確認すると

今回もそうですし以前もそうでした。

つまりPDFファイルのダウンロードを止める事で解消した事です。これ自体は設定がそうなっていますから動作自体は問題はありません。ではMicrosoft Edgeの「常にPDFファイルをダウンロード」する設定は初期値ではどうなっているのでしょうか？

メンテナンスパソコンを初期化して確認してみると初期値はオフになっています。

なるほど、通常では今回のようなトラブルは発生しない訳ですね。

原因はAdobe Reader？

初期値がオフになっているものがオンになっているのは何か原因があるのでしょう。

調べてみるとPDFファイル閲覧のためにAdobe Readerをインストールすると設定が変更される事があるらしいです。

変更される可能性があるのはWindows10とEdgeのどちらか又は両方で、Windows10の場合はPDFファイルを開く規定が変更されるようです。

しかしEdgeは勝手に変更されたと言うのはわかりますが、Windowsの既定は勝手に変更されたとは言い難いと思いますね。そもそもAdobe Readerをインストールすると言う事はそれを使用するからでしょう。皆さんも記憶があると思いますが、Adobe Readerの初回起動時に規定の設定を勧めてくるので、そこで自身が設定している事が多いのではと思います。

そうは言ってもEdgeの設定は勝手に変更されている可能性があるようです。

全てのパソコンがそうなる訳ではありませんが、改善してほしい点ではありますね。

それでは、お疲れ様でした。