【注意喚起】BitLocker誤作動かローカルアカウントでも注意が必要!

こんにちは! イマジネットPCサポートの橋崎です。

今回もお客様から頂いた内容を元にトラブル防止の情報を皆さんとシェアしたいと思います。

ブルーの画面からWindowsが起動しない。

突然、パソコンの電源を入れるとブルー画面から回復キーを求められる。

本来は回復キーを入力する事でロックを解除する事ができますが・・・

ほとんどの方はそれに遭遇しても

一体、何の事?

そんな感じだと思います。

今回、お問い合わせ頂いたお客様もまさにそう言ったご様子でした。

「ブルー画面から回復キーを求められる。」これについてはわかりやすく詳しく解説された動画がYouTubeにありましたので、後でご紹介しますが、これはBitLockerと言うストレージを暗号化して情報漏洩防止を行うMicrosoftが提供している仕組みです。

BitLockerは非常に強固な仕組みで、今回のような状況になると回復キーがなければ解除する事は現在のところ不可能です。

しかし、先程も説明した通り、ほとんどの方はBitLockerの設定が自身のパソコンに設定されている事を知りません。

したがって回復キーの存在なんて、知る余地もありません。

今回の件でも回復キーが不明なので、当初は保存しているデータをあきらめて頂き、パソコン初期化をご提案しなければいけない状況でしたが、運よく回復キーを見つける事ができました。

今回は技術的な事ではありませんが、このようなパターンもありましたよ的な情報が参考になればと思い記事にします。

BitLockerの設定が認識されていない理由

BitLockerが有効になるには一定の条件があります。

  • ハードウェアが対応している。
  • ローカルアカウントではなくマイクロソフトアカウントで初期セットアップしている。

最近のパソコンであれば自作以外であればハードウェアは対応している事がほとんどです。

Windows11 Homeであればセットアップにマイクロソフトアカウントが必須です。家電量販店で販売されているのはほとんど「Home」なので、基本的にはセットアップするとBitLockerは開始され有効になります。

しかし、動画でも解説されていますが、有効になった時点でそれに対するお知らせなどは一切ありません。

回復キーを保存する事も求められる事はないのです。

したがって使用者はBitLockerの認識がない状態で使用を開始する事になります。

ですが、今回のようにパソコンが起動していなくても通常は回復キーを調べる事はできます。

サイトよりマイクロソフトアカウントへサインインしてマイページのデバイスを確認すると回復キーの記載があります。

ローカルアカウントであっても確認は必須!

先に今回のトラブル解決の結論なんですが、それは思い当たるマイクロソフトアカウント以外のアカウントに回復キーの記載がありました。

時系列をお客様に確認しても、何故このアカウントにパソコンが紐づけられていたのかわかりません。

これはあくまで推測でしかありませんが、たとえローカルアカウントで初期セットアップしたとしても、個人用Officeのセットアップではマイクロソフトアカウントを作成してサインインする必要がありますよね。

マイクロソフトアカウントでセットアップしたパソコンであってもセットアップに使用した以外のアカウントを使用するタイミングはあると思います。

そのタイミングでBitLockerが有効になるのでしょうか?

そのような事を考慮すると思い当たるマイクロソフトアカウントは全て調べる必要もあります。

あってはならない事ですが、ある程度、誤作動がある事を考える必要もあると思います。

そして、BitLockerの有効化ありきで状況を確認して対処しておくべきでしょう。

たとえローカルアカウントで初期セットアップしていたとしてもです。

疑いましょう。

こちらの動画が参考になります。

こちらの動画にBitLockerについてやその確認方法などが詳しく解説されているので、全てのWindowsユーザーは閲覧する事をお勧めします。

それでは、お疲れ様でした。

ご注意

記事内容についてのご質問の受付は時間が取れませんので行っておりません。

ご自身が使用しているパソコンの状態・環境により、同じような症状であっても同じとは限りません。したがって記事に書かれている内容を行う事で必ずトラブルが解消されるとは限りません。またこの記事を参考に作業される場合は自己責任でお願いします。作業された場合での損害や障害が発生しても当店は一切責任は負いませんのでご了承下さい。

この記事の内容は投稿日時点での内容です。時期によっては仕様などの変更により、この記事のとおりではない場合もございます。