タスクマネージャーでパソコンを指定の曜日と時間でシャットダウンする。
本日は介護関係のお仕事をされている事務所でパソコンの入替を行って来ました。
介護関係の管理業務システムを7台で共有使用されています。
そのシステムのデータサーバーとなっていたパソコンの入替です。
ONにする作業は以前の記事「パソコンを時間指定と曜日指定で自動起動させる」で紹介していますので良ければ見て下さい。
今回はONにする方法ではなく、OFFにする方法の解説です。
管理システムのデータサーバーとなっているパソコンは電源を常に入れておく必要があります。
専用サーバー機のように電源を入れっぱなしにしているのが理想ですが、現在は普通のパソコンにその機能を持たせる事が多くなっています。今回は耐久性に優れたパソコンをご用意していますが、できれば使用していない夜間は電源を切っておきたいところです。
本来であれば、人の手で最終退勤者が電源を切ればよいのですが、シフト等の都合上中々難しい状態です。
なので今回は自動で電源OFFにする設定もご依頼頂きました。今回はその設定方法のご紹介です。
OFFにする時間決定する件
これから設定するシャットダウンに指定する時間はお客様に十分認識して頂く必要があります。(特に設定するPCを使用する方)
なぜならシャットダウンの時間の認識がハッキリしていまいと、データ入力中等の使用中にシャットダウンしてしまう可能性があります。
その時データ入力中であれば、データが保存されない事や最悪データ破損がしてしまう可能性もあります。
設定する事で終了時間になってから実際に終了するまでの時間間隔も指定出来るようですが、お客様がその時にパソコンに向かっているとも限りません。
電源をOFFにする時間は十分検討して決定してください。
タスクスケジューラから設定する
スタート→Windows管理ツール→タスクスケジューラを選択します。

タスクスケジューラが起動しますので右側の「基本タスクの作成」をクリックします。

基本タスクの作成ウィザードが表示されるので、ここでは任意で名前を入力します。
※名前はなんでもよいと思いますが連想できるものが良いでしょう。
今回は「自動電源OFF」にしました。
次へを選択します。

タスクトリガーではいつ実行するか項目の中から選びます。
今回は日曜日以外に設定したいので「毎週」を選択して「次へ」をクリック

設定は以下のようにします。
- 開始日・・・このタスクを始める日を入力
- 開始時間・・・今回は電源を切る時間を23:00にしました。
- 間隔・・・「1」
- 曜日のチェック・・・日曜日以外に適用したいので、日曜日以外にチェックを入れる。

操作では「プログラムの開始」を選択して「次へ」

プログラムの開始ではプログラム/スクリプトに「shutdown」を入力、引数の追加に「/s /f」と入力して「次へ」をクリック。
※引数について詳しく知りたい方はお調べ下さい。

要約の画面でそれぞれ名前、トリガー等設定した内容が表示されています。
最後に「完了」をクリックすると保存されます。

設定した内容を確認
設定した内容はタスクスケジューラを起動して、左の「タスクスケジューラライブラリ」を選択するとその右の一覧に先ほど指定した「自動電源OFF」があります。
内容などの確認・変更は右クリック「プロパティ」を選択すると表示されます
無効や削除もありますね!

動作確認はまだです。
設定はこれで良いと思いますが、動作確認の方は実はまだしていませんので、正常に動作していない場合はまたご報告しますのでよろしくお願いします。
2020年7月20日追記(正常に動作しています。)
動作は設定した通りに正常に動いています。
ご注意
記事内容についてのご質問の受付は時間が取れませんので行っておりません。
ご自身が使用しているパソコンの状態・環境により、同じような症状であっても同じとは限りません。したがって記事に書かれている内容を行う事で必ずトラブルが解消されるとは限りません。またこの記事を参考に作業される場合は自己責任でお願いします。作業された場合での損害や障害が発生しても当店は一切責任は負いませんのでご了承下さい。
この記事の内容は投稿日時点での内容です。時期によっては仕様などの変更により、この記事のとおりではない場合もございます。

大阪府八尾市を拠点に大阪府・奈良県・京都府南部を中心にパソコン出張サポートを20年近く自営で行っています。パソコン・周辺機器のトラブルやご相談はお気軽にお問い合わせください。
詳しくはこちらから