Windows10機能更新プログラムを遅らせる方法 「May 2021 Update」(バージョン21H1)の適用延期設定

今回のご依頼

お客様が使用しているアプリのメーカーから2021年5月19日に提供されたWindows10大型更新プログラム「May 2021 Update」(バージョン21H1)の適用をしないように通達がありました。
それに伴い現在使用しているパソコンのバージョン確認と適用延期設定の依頼がありました。

パソコンの電源を切る時、たまに「更新してシャットダウン」や「更新して再起動」と表示される事は皆さん御存知だと思います。
その度にパソコンの動作が遅くなるのであまり好まれてはいませんが・・・

これはWindowsの更新プログラムがネット経由でパソコンに適用されるためで、ネットに接続しているサポート対象OSパソコンであれば基本的には全て実行されます。

Windows更新は大きく分けて2種類あります。

本来の更新種類はオプションなども含めると、もう少し細かく分類されるのですが、ここではあまり細かい解説や説明は省きたいので大きく分けて2種類とします。
ざっくり説明すると

機能更新プログラム

およそ半年に一度ぐらいの頻度で提供されるプログラムです。

大型更新プログラムと表現される事もあり、プログラム適用のための作業(再起動など)に時間がかかります。

今回ご依頼の内容の更新もこの機能更新プログラムです。

品質更新プログラム

提供頻度はランダムですが、割と頻繁に提供されています。

気が付いている方もいると思いますが、大体は水曜日に提供されて木曜日のパソコン起動に時間がかかるパターンです。

更新プログラムの内容を詳しく知りたい方は他の記事を調べて見て下さい。

Windows更新後は結構めんどくさい事になる場合があります。

機能更新プログラム品質更新プログラムのどちらで影響が出ているのか調べた訳ではないので、どちらとはハッキリとは言えませんが(おそらく機能更新プログラムだと思いますが)適用後よく以下のような不具合がおこることがあります。

  • パソコン間の共有データが開かない。
  • パソコンをプリンタサーバーにしているプリンターの印刷が出来ない。
  • ネットワークハードディスク(NAS)にアクセス出来ない。
  • ネットワークプリンターが使用出来ない。
  • その他色々

OS更新以外でもOffice更新でも不具合があります。

これは実際に私が作成したAccessデータベースで発生したのですが、Office更新適用後にVBAが全て削除された事があります。
バックアップは当然ありましたが、それがなければ本当に途方に暮れるところでした。

おそろしいでしょ!

今回もお客様が使用しているアプリで(バージョン21H1)の適用後に不具合が発生したのでしょう。
よくある事です。

今回は実際にお客様に対しての作業記事ではなく適用延期設定の方法をまとめて記事にしたいと思います。

更新適用延期設定の方法

ご注意

これからご紹介する延期設定ですが、メニューに記載されている説明を確認すると機能更新プログラムまたは品質更新プログラムと明記されているのは「ローカルグループポリシーから一時停止する。」の作業だけで他は「更新」とだけ明記されています。

これをこのまま解釈するとこれからご紹介する最初の2つは機能・品質の両方更新の延期

ローカルグループポリシーの設定は機能更新プログラムのみの延期と解釈出来ますが、実際に検証したわけではないのでわかりません。

したがって最初の2つの作業については機能・品質のどちらかが対象・あるいか両方対象である事は正直に申し上げてわかりません。

ご理解下さい。

Windows10エディションについて

まず最初にWindows10のエディションによってこれからご紹介する作業が出来るものと出来ない作業があるので注意が必要です。

ここでは大きく分けて

  • Windows10 Home
  • Windows10 Pro

この2種類について記事にします。
エディションはPCのアイコンから、ディスクトップにない場合はエクスプローラーからPCを右クリック→プロパティから調べる事が出来ます。

更新を7日間一時停止

  • Windows10 Home
  • Windows10 Pro

どちらでも作業が可能です。

スタート→設定→更新とセキュリティ→「更新を7日間一時停止」を選択します。

これで7日間は更新を止める事が出来ますが7日後には再開されます。

たった 7日間じゃー短いよ!

なるほど
では次いってみますか

更新の一時停止

  • Windows10 Home
  • Windows10 Pro

どちらでも作業が可能です。

手順は「更新を7日間一時停止」の更新とセキュリティ画面を開くまでは同じですが「更新を7日間一時停止」を選択せずに「詳細オプション」を選択します。

詳細オプションが開きますので、一番下部の更新の一時停止から一時停止期間をプルダウンから選択します。
最大で35日間で現状では7月7日七夕まで停止できます。

これどういう事なんでしょう?

上の画像で「一時停止の最大日数に達した場合、もう一度一時停止するには、デバイスで新しい更新プログラムを取得する必要があります。」とありますが、この通り解釈すれば一時停止の最大日数に達したら必ず更新しなさい。という事なんでしょうかね!?

最大日数に達する前に再設定すれば更新作業しなくてもよいのでしょうか?
現状ではわかりませんから一度確認の作業をしてみます。

わかりましたらまた追記します。

ローカルグループポリシーから一時停止する。

この作業はWindows10 Homeでは実行出来ません。

スタートボタンを右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択します。

テキストボックスに「gpedit.msc」と入力してローカルグループポリシーエディターを起動させます。

ローカルグループポリシーエディターから

コンピューターの構成→管理テンプレート→Windowsコンポーネント→Windows Update→Windows Update for Businessを選択します。

右の「プレビュービルドや機能更新プログラムをいつ受信するかを選択してください」の文字をダブルクリックして起動させます。

「プレビュービルドや機能更新プログラムをいつ受信するかを選択してください」のメニューから

「有効」を選択して「受信する更新プログラムのWindows準備レベルを選択してください」下のプルダウンから「半期チャンネル」を選択します。
※プルダウンが分かりにくいですね!初期状態だと「プレビュービルドーファースト」の文字をクリックするとプルダウンが展開されます。

その下の「プレビュービルドまたは機能更新プログラムがリリースされた後、受信を延期する日数」文字の下テキストボックスに日数を入力します。
※期間は最大365日まで

「適用」を選択して完了です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

作業自体は難しい内容ではなく、誰にでも簡単に行える内容だと思います。

以前のWindows7までは更新を止める事が可能でしたが、10からは延期は出来ても中止は出来ません。

Windows10の更新は今後も続きます。
それに伴う不具合は発生し続けるとは思いますが、更新を行う事で日常の仕事に支障が出る事は望ましい事ではありません。

Microsoftにも配慮が必要だと思います。

一方こちら側としてはトラブルに対処出来るようにしておく事が重要だと思います。

ご注意

当店は出張サポート専門です。
作業についての詳細を教えてほしい等、記事内容のお問い合わせ受付はしておりません。
そのような場合は出張サポートをご依頼下さい。
またこの記事を参考に、ご自分で作業された場合での損害や障害が発生しても当店は一切責任は負いませんのでご了承下さい。
この記事の内容は投稿日時点での内容です。時期によっては仕様などの変更により、この記事のとおりではない場合もございます。

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